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入選句発表

令和六年度 春季 鎌倉俳句&ハイク

令和六年度 春季

季  節
「春」
期  間
令和六年二月一日~令和六年四月末
投句数
1,013句

特選三句

陽炎を抜け出してくる人力車

神奈川県茅ヶ崎市  川口  しのぶ

飛花落花いま鎌倉の絵巻かな

神奈川県横浜市   佐藤    満

春の海砂に君の名刻みし日

埼玉県川口市    髙梨    孝

入選句

一般の部(順不同)

花月夜墨絵ぼかしの宴かな

神奈川県鎌倉市   阿部   史江

立子忌や句会へ電車乗り継いで

東京都八王子市   江森   尚子

咲く色を秘めて薔薇の芽ふくらめり

神奈川県横浜市   遠藤   清子

一幡の五輪の塔に春落葉

神奈川県横浜市   加瀬   伸子

門前に佇むひとり花の雨

神奈川県横浜市   加藤   文男

水仙の影ゆれてゐる寺の塀

神奈川県横浜市   金子   きよ

暖かや鎌倉彫にケーキ乗せ

神奈川県横須賀市  川﨑   節郎

春風に背中を押され転職へ

長野県松本市    川瀬    樹

旧地名のこるマンション春の水

神奈川県横須賀市  黒木   洋明

青年の名刺受け取り風光る

神奈川県鎌倉市   小助川  雅人

モノレール家路の友は朧月

神奈川県大和市   小林    心

梅の寺筧を落つる水重し

神奈川県鎌倉市   斉藤   茂子

囀を乗せて湘南モノレール

東京都武蔵野市   斉藤  百合子

みほとけの宿る一山木々芽吹く

埼玉県川口市    櫻井   義男

春雨や気にして急ぐ旅の人

神奈川県川崎市   里中    信

手をつなぎ桜日和や段葛

神奈川県鎌倉市   千石   正子

寿福寺の花鳥諷詠春の月

神奈川県藤沢市   武    正義

西行を偲ぶ御成の花の下

神奈川県横浜市   田阪   武夫

大空に触るるばかりの桜かな

神奈川県藤沢市   三觜   孝子

春の風入れて写経の円覚寺

埼玉県坂戸市    渡邉   俊一

子どもの部(順不同)

やまざくらところ狭しと咲きほこる

神奈川県横浜市   伊藤   光祐

鎌倉の春風香る竹の寺

東京都江東区    岡田   小春

富士山よ霞の衣美しき

神奈川県鎌倉市   関口    深

早春やあたれと願う恋みくじ

東京都江東区    福田   遥香

耳の奥ウグイスの声ひびいてる

東京都品川区    山田   芽衣

春風に心が揺れる十五歳

神奈川県鎌倉市   山本   瞬輝

だいぶつはちょうがとまりにこにこだ

神奈川県横浜市   わたなべ 夏央

江ノ電が桜の中をはしってる

神奈川県鎌倉市   秋元   佑太

新学期今からみんなのリーダーだ

神奈川県鎌倉市   吉中   愛藍

風のどか友と休息源氏山

東京都江東区    柴原  穂乃香